2010.03.07
大工育成塾で大阪へ。
大工育成塾 の受け入れ工務店の面接で大阪に行ってきました。
若い職人たちに伝統的な大工の技術を伝えていく取り組みに
賛同して今回から参加させてもらいました。
現在、新築住宅のほとんどが木材の加工をプレカット工場
に依頼しています。
そのために若い大工が伝統軸組み工法の墨つけや
加工の知識を身につけることが難しくなっています。
伝統的な技術を将来に伝えていくのは工務店の義務だと思います。
また、住生活基本法にもあるように、量から質の時代に入った
住宅産業界ですが、既存ストック住宅をリノベーションしていく上でも、
「規矩術」「墨つけ」、「木加工」、「木組み」の伝統軸組工法の
技術はかかせません。
耐震補強改修工事でも軸組み、木組みの知識は最低限必要です。
プレカットだけに頼らない大工の腕が必要です。
若い大工を3年間、学校と職場でみっちり指導して知識と
経験、技能を身につけてもらいます。
早く一人前の大工に育ってもらいたいです。
ところで、
大工育成塾では毎年11月頃に大会を行うらしく、
今年は、なっ、なんと、高知の地場産センターで1年生(106名)
が2日間にわけてイベントを行うそうです。
面接を受けている途中、事務局から早速、その手伝いを頼まれました。
はい!よろこんで!・・・の精神です(^_^;)。
翌日は静岡でJBN国産材利用拡大委員会が開かれるので新幹線で移動です。