2012.04.01
自立循環型住宅設計講習会。
気候や地域特性などを考慮して自然エネルギーを極力活用して設備機器の選択にも
注意を払うことによって快適な居住を確保しながらCO2排出削減を2000年頃の住宅と
比較して50%まで削減していこうとする自立循環型住宅。
当社では自社で長期優良住宅の設計(許容応力計算や温熱計算)施工を行なって
いる為、作法や手法はすでに取り入れて住宅設計・家づくりをおこなっていますが、
今日はIBECから講師の方を招いて、しかも高知市で開催されるので、現場監督も
含め4人で参加してきました。
講師の澤地孝男氏が言われた断熱材の話が印象に残りました。
断熱材には大きく分けて2つの工法があります。
充填工法と外張り工法(木造の場合は外断熱ではなく、外張り断熱と表現します)がある。
種類にも、グラスウールやロックウールの繊維系の断熱材。
吹き込み用のセルロースファイバーや吹き付け硬質ウレタンフォーム。
ボード状の押し出し法ポリスチレンフォームや硬質ウレタンフォーム、
フェノールフォーム等など。
氏曰く、
「どの工法、種類が一番いいのではなく、それぞれに一長一短あって、要はそれぞれの
特性を生かした正しい知識と施工方法をしっかりとやることが最も大事である」
やはり、そのとおり。
断熱と気流止めの正しい知識をしっかりと学び社員や職人に伝達して徹底した施工管理
が出来る環境がもっとも大切だと確信しています。
私達と同じ考え方で共感がもてました。
完成見学会のお知らせ。
「はこそらハウス」
奥様の動線を考えて収納たっぷりのキッチン&サニタリー。
ダイニングから北に面したデッキは夏には涼しい居場所となります。
2階にはご主人の小さな趣味の部屋+ロフト。
家族の皆の寄り添う居場所があるコンパクトなki-bakoの家です。
梼原の木を使った長期優良住宅です。
火災保険が格安のJBN省令準耐火構造(構造木材表しでもOK,)
太陽の熱を床暖房に利用するパッシブソーラー搭載の「ほんのり暖かな家」です。
自然の風の流れや日当たり具合を考慮し、設備機器に頼りすぎないエコな家です。
日時:4月14日(土)~15日(日)AM10:00~PM17:00頃まで
場所:高知市朝倉(国立病院の西)
設計:㈲矢野工務店一級建築士事務所
施工:㈲矢野工務店
皆様のご来場をお待ちしております。