2012.05.27
VANCOUVER
一週間の長~い休暇をもらってバンクーバーに行ってきました。
バンクーバーは今から26年ほど前に初めて海外旅行に行った思い出深い都市です。
26年前、会社で枠組み壁工法(通常2x4工法)の仕事をしていて私は朝から晩まで
2x4住宅の設計(構造及び意匠)に励んでいました。
資材元である津田産業(株)主催のカナダのブリティッシュコロンビア州林産審議会
(通称COFI)の視察研修での旅でした。
当時のバンクーバーは「大自然に囲まれた小さな都市」というイメージで、
緑と水が美しく、食べ物もサーモン、生牡蠣、ロブスターと私の好きな海物が多く、
一度は住んでみたいなぁという印象でした。
26年ぶりに行くと街の様子も随分と様変わりして、立派な大都会になっていました。
それでも相変わらず自然は豊富で、朝、山に上がるとスキーが出来、昼からは海で海水浴、
夕方は街のすぐ近くでゴルフも出来るなど、自然を満喫しながら暮らせそうな素敵な街です。
住宅に関するところでは、木造4階建ての集合住宅の建築現場も所々で建築されて
いましたしIKEAとCOSCTOを足したような大型のホームセンターも26年前からありました。
(玄関ドアからバスタブ、高級システムキッチンまで何でも売っています)
住宅の性能の面でも今の日本の長期優良住宅基準の耐震性能や温熱環境、
それに木造の準耐火構造など、日本の一歩先を進んでいるように見えますが、
性能自体は26年前とそれほど変わっていません。
実際、26年前から2x4の設計では断熱+気密+計画換気は「当たり前!」でしたし、
耐震性能も当時の在来工法の1.5倍は超えていたように記憶しています。
今回、旅行してあらためて感じたのは、今までやってきたとおり2x4の
良い面と木造在来工法の良い面を融合させることによって、日本の風土に合わせた
長持ちのする家を作ることが正解だったように思います。
VANCOUVERには移民の人々が多く、みんなが融合し合って仲良く暮らしています。
それぞれの民の文化を尊重し「変わらない個性」大切にしている国です。
また、いつか行きたいです。
トロントにも住んでみたいなぁ~。