代表ブログ

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代表・矢野久幸のつれづれ。

2016.05.23

「耐震等級3」にこだわる。

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熊本地震のような2回の震度7の地震に建物が耐えるためには現行の耐震基準より
5割増しの強度が必要になることが京都大工学研究所の
竹脇出教授(建築構造学)の研究グループの解析で分かったそうです。
長期優良住宅の耐震基準レベルは現行の耐震基準より「2割5分増し」「耐震等級2」となっています。
矢野工務店の長期優良住宅は現行の耐震基準より「5割増し」「耐震等級3」以上を標準としています。
柱や梁、筋交いといった軸組の剛性だけでなく、地震に強いMoiss等の面材を用い、
建物を6面体の強い箱形状にして地震力を建物全体でバランスよく負担します。
たとえばリビングに大きな吹き抜けを設ける場合は床の剛性が不足しての床倍率が落ちる場合があります。
(壁倍率3等級+床倍率3等級=耐震等級3となります)
建物の構造体に「ねじれ現象」が起きないように2階登り梁の接合を構造用合板(28mm)で固めて
屋根面の剛性を高め、床倍率3を確保します。
地震だけでなく風圧にも耐えるよう風圧梁も許容応力度計算をして安全を確かめます。
矢野工務店は、いままで建てた家も、そしてこれから建てる家も全て「耐震等級3」にこだわります。
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