2008.07.26
セミナー。
例の構造計算偽装事件以来、建築士を取り巻く環境は、年々変わりつつあります。
法律や制度が変われば、講習会やセミナー、試験や考査などが頻繁に行われます。
23日は改正建築基準法の講習会。
24日は木造軸組み構造計算セミナー。
M&G耐震技術研究所 山口啓三郎さんの話は興味深い内容が沢山ありました。
そのうち・・・ひとつだけ紹介します。
垂直加重には桧より強いといわれている集成材のが・・・曲げを受けるとなぜ弱いか?
建築基準法では木造軸組みの壁倍率が最高5倍までと設定されています。
実際には桧の柱を使って正確な耐力壁をつくると、9倍まで余裕で耐えるそうです。
しかし、同じ大きさの集成材の柱だと7倍を超えたところでフィンガージョイント部分から破壊されるそうです。
なので、安全性を考慮して基準法では5倍を限度に設定しているそうです。
なるほど・・・こういう裏話?を聞くのもためになります。
当社は基本的に柱は桧を使用していますが、・・・ただ、集成材にも色んな種類もあり、
用途によっては優れた物も沢山あります。