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代表・矢野久幸のつれづれ。

2017.09.29

VR元年。

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今では設計図面を3Dで描くのは当たり前の時代ですが、これからはVR(仮想現実)でお客様と提案をして打ち合わせするのが当たり前の時代になって来そうです。

 

昔、T定規と三角スケールで図面を描き、手書きのパースで打ち合わせしていた時代が懐かしいですが〜。

 

スケッチアップ研究会の今回のテーマもVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の取り組みでした。

 

最近のPCは高速レンダリングに必要なグラフィック性能も進化してVRがストレス無くスムーズに操作を出来る環境を実感してきました。

 

 

 

Symmetry社の開発したソフトであるSymmetry  alphaはスケッチアップで作成したモデリングデータをそのまま読みこんでVR上で表現できる優れものです。

 

モデリングしたテクスチャや影のデータもそのままに反映されます。

 

さながらその中に居る感じです。

 

何と言ってもソフトウェア自体が無料というあたり、スケッチアップ関連のベンチャー企業という感じがします。

(今後、室内照明やドアの開閉するムーブ機能などがオプションで有料化されて行くそうです)

 

そしてレンダリングレベルが高く、画像がとても綺麗でした。

 

 

VRはヘッドギアを取り付けて画像を見られるわけですが、

見える範囲がどうしても人間の視野の範囲より狭いので、覗き見感があります。

 

住宅などLDK20帖程度の室内空間を見たとき、視野が狭いと実際より狭く感じる事が多いので、

その辺りの改良は無いのかを開発元のCEOに尋ねてみましたが、

人間の視野は110度くらいで、将来的には180度(馬の視野)くらいの

視野の範囲が広いものも開発されていくでしょう的な話しをしてくれました。

(P社がiPhone横2個分くらいのヘッドギアを開発している噂も)

 

今後のSymmetry社に期待大です。

 

 

 

もう一つはMicrosoft社の開発したHoloLensMR(複合現実)です。

こちらもスケッチアップデータをそのまま読み込めます。

 

こちらはレンズが透けて現実の空間が見える中に仮想の映像が現れてくるので、現実と仮想をミックスする「Mixed Reality」と呼ばれているようです。複数のレンズで複数の人と同じ空間を共有できるようです。

 

 

こちらはゴーグルそのものが、Windows 10を搭載したパソコンであるためデータを入力すればノートパソコンなどが無くてもこれだけで利用できて持ち運びには便利そうです。

私が気になる視野が、ヘッドギアタイプよりまだまだ小さいのでその辺りが改良されたらいいなぁ〜と思いました。

 

人間の視野と同じくらい視野の広さになると、部屋のリフォーム工事なので改修まえの現地でメガネをかけて改修後のイメージを打ち合わせ出来そうです。

まだまだ高額なので、より普及して開発も進み安価になることを期待します。

 

「スターウォーズ新たなる希望」でR2-D2からレイア姫が3D画像で飛び出てきた、当時画期的なシーンがありましたが、あれから40年たった今、あのホログラムが現実になりそうです。

 

 

 


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