家づくりへの想い

矢野工務店の目指す家づくり

矢野工務店の家づくり、それは、見えないものをデザインすること。暮らしやすい生活動線、快適な室内空間を生み出す熱と空気・・・こうした目に見えないものをデザインしながら、永く飽きの来ない住まいをつくる。それがわたしたちの信条です。

暮らしやすさのデザイン

家事をはじめとした生活動線がすっきりしているととても暮らしやすい家になります。例えば、一方通行でなく、ぐるりと回れる動線が確保できているだけで、日々の暮らしをストレスなく送ることができるのです。キッチンと洗濯、お風呂場などが最短距離で結ばれていたり、寝室とトイレの距離が近かったり、暮らしてみないとわからない使い勝手をはじめから想定してデザインする。建築家主催の設計スクールで培った設計力は、こうしたところにも生きています。

熱と空気をデザインする

住まいを心地よくするもののひとつに温熱環境があります。夏涼しく、冬暖かく・・・言葉にすれば簡単ですが、これが意外と難しい。単に住まいの気密や断熱をよくすればいいのかといえば、そうでもないのです。「断熱がいいのでエアコン一台で快適」というのは、温度計で測った数値の話。エアコンの直下が涼しすぎたり、ファンヒーターの直前が熱すぎたりという経験、どなたでもあるのではないでしょうか。わたしたち矢野工務店の家づくりは、次世代ソーラーシステム「そよ風」の採用をはじめ、数値の善し悪しだけでなく、本当に心地よく暮らすことができるか、そこに重点をおいた設計をしています。

安心して暮らすためには、住まいの構造は設計として無理がなく、間違いのない施工によって組み上げられていないといけません。矢野工務店の家づくりのもうひとつの約束ごとは、こうした「たしかな家づくり」です。

これからの時代に応える

「良い家」をつくるには洗練された「設計力」に加え、真心のこもった「施工力」が必要です。気密性能や耐震性能を明確にしながら環境に配慮した、これからの高齢化社会に対応できる住宅をつくっていく…これはものつくり工務店として避けては通れない道です。

工務店にはふたつのタイプがあるのをご存じでしょうか?設計士や職人を社内に持たず、仲介的な立ち回りでお客様と接する工務店と、設計者や大工が社内にいてものつくりに生きがいを感じている工務店の二つです。矢野工務店は後者の「ものつくり工務店」です。

設計から現場まで一貫した監理が信条です。

矢野工務店はお客様ひとり一人のあらゆるニーズに応えられる本物の「注文住宅」を、設計の線一本から「完全オリジナル」でつくり上げていきます。そのためには、家づくりの思いがずっと紡がれていかないといけません。社内に一級建築士を有し、加工場もある工務店であることは、そのための必然であるともいえます。

手が紡ぐ家づくりの物語

すべてがパターン化され、自動化された家づくりは一見間違いもなく、高品質な住まいになりそうな印象があります。しかしながら、そこに人の手が介在するかは、できあがった住まいのぬくもりに大きく影響すると思うのです。さまざまな人の手が加わり、家づくりへの熱い思いが紡がれていく。矢野工務店の建てる家はそうありたいと願うのです。