2008.04.04
無いものは造る ①
僕がこの仕事を始めた時からのコンセプトのひとつ・・・無いものは造る。
使いやすい建具や気に入ったデザインが無いときは自分たちで作ります。
その家、その家族だけにこだわった完全オリジナルです。
キッチンや洗面台、手摺や間接照明・・・外部のサッシまで色々です。
最近の流行ではなく、何年も前から、そうしてきました。
このブログを見て下さっている過去に当社で建てていただいたお客様
すべての方にわかって頂けるはずです。
このコーナーでは今までに造ったものや最近の物も含めて時々、ご紹介します。
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今回は現在建築中のU様邸の建具の取手です。
住宅を設計するとき、当社では可能な限り建具は引き戸形式とします。
戸を開けっ放しにして広がり空間を作ったり、家に風を通す時もドアよりも断然、
引き戸が有利だからです。
壁の中に収納する引き戸や戸袋式の片引き戸もよく作ります。
枠を木取りして手作りで作るので既製品や開きドアの2倍以上の大工手間がかかります。
それでもこだわるのは住んでみて本当に使いやすいからです。
建具の取手も握りやすく、お年寄りでも軽く扱えるように工夫が必要です。
今回はタモの無垢で作ります。大きくて握りやすく、丸みを帯びた優しいデザインにしました。
壁埋め込み収納棚もつきました。