代表ブログ

代表ブログ

代表・矢野久幸のつれづれ。

2021.12.12

風の通り道

カテゴリ:

高台に佇む「bloom house」は、 リビングに大きな吹き抜けがあります。

 

窓を開けると一階から二階に高台ならではの心地よい風が通り抜けます。

 

車を駐車してから玄関までのアプローチはある程度の距離を作り、

 

歩くことで外と家との切り替えができ、

 

「我が家に帰って来たなぁっ」とホットした感じがします。

 

玄関からリビングまでの動線は2通りのアプローチがあります。

 

仕事帰りのご主人は玄関横のクローゼットから脱衣室で洋服を着替えてリビングに入るアプローチ。

 

また、奥様が急ぎの時には玄関から直接キッチンにショートカットできるアプローチをとりました。

 

調理スペースの床の高さをダイニングの床より15センチ下げて、

 

キッチンカウンターの高さとダイニングテーブルを同じ高さのフラットにしました。

 

調理をしているときにも会話がはずみます。

 

キッチンバック棚にはIKEAで購入した収納家具を埋め込むことで収納力をアップし、

 

低めに抑えた吊り戸棚は食器類を取り出しやすいように引き出しタイプに造作しました。

 

キッチン(設備機器)とダイニングテーブル(家具)を大工造作でコーディネイトしています。

 

北側の寝室の窓からは高知市街を一望でき、 夜景を見ながらゆったりとくつろげる空間になりました。

 

 

ウッドデッキ風に仕上げた南のバルコニーは、

 

全開口窓を開けるとホールとフラットにつながり、

 

第二のリビングとなり、春先には心地よい風が通り抜けます。

 

将来、寝室を子供部屋とし、ホールを寝室とすることもできます。

 

「洗面台」

 

広くて深い洗面器はTOTOの医療用です。

 

これ一台で単に洗面だけでなく洗濯の用途にも使えます。

 

洗面台のカウンターや鏡は造作で作りました。

 

 

「階段」

 

毎日、使う階段は横幅85cmの広さです。

 

蹴上げ185mm、踏面210mmのゆるやかな勾配。

 

木製の手摺は感触が心地よく、

 

握りやすいデザインにし、

 

両端は長袖が引っ掛からないように工夫しました。

 

「素材」

 

無垢の造作枠や鴨居は全ての見付け厚さを同じ寸法25mmで揃えることで上品な一体感を生んでいます。

 

自然素材の壁、優しい杉の床材は年を重ねるごとに風合いや色合いの経年変化を楽しめます。

 

建築と家具を同じ手技で作り、揃える事で「凛」とした気品のある一体感ができ、

 

「質の良い家で、本当に必要なものだけを末長く使う」

 

という丁寧な暮らしをかなえてくれます。

 

 

風の通り道 「bloom house」

 

 

 

 

 

 

 

 


関連記事
この記事をシェア