2021.03.19
家づくりストーリー「みそらハウス」
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矢野工務店では、完成見学会の時に毎回、その家を紹介する「住まいレシピ」を作成しています。
見学する家の間取りや特長を書いて説明をするのですが、
その中にお客様の言葉として「家づくりストーリー」を書いていただいています。
今回の「家づくりストーリー」は2021年3月20日21日の両日見学会が行われる
高知市鴨部の「みそらハウス」のご主人様に書いていただきました。
今回もとてもうれしいお言葉をいただきました。
ありがとうございます。
それでは 家づくりストーリー「みそらハウス」をごらんください。
イメージが形に
結婚と同時に移り住んだアパートでの暮らしも7年目を迎えた2020年の秋頃、新婚の頃より物が大幅に増え、なんとなく家の中が狭く、窮屈になってきたなと感じていました。
将来的には子どもも欲しいし、自分の部屋も欲しい、となるともう少し広い家がいいなぁ・・などとぼんやりイメージしていたところ、普段なら頭に入らない住宅展示場のCMが目に留まりました。
今すぐ家を買うつもりはないけれど将来のためにも家というものがどういうものか知っておいて損はないだろうという気持ちでドライブがてらその週の日曜日に妻と一緒に行ってみることにしました。
雰囲気の可愛い家、昔ながらのしっかりした作りの家、確かにどれも本当に良い家でしたが私には「他人の家」という感じがして、そこに住んでいる自分は想像できませんでした。
最後に矢野工務店さんの「DAN DAN HAUS」を見学させていただきました。
木目が浮かび上がっている無垢材の床と、優しい色合いのオガファーザを使った壁で作られた空間に足を踏み入れた時、変な言い方になってしまいますが初めてであるにも関わらず「自分の家」だ、と思い、ぼんやりしていた家へのイメージが、形になったのをはっきり感じました。
家を買う決心のきっかけ
思わぬ出会いに「家はまだいいか」から「家が欲しい」に気持ちが変わってきた私達ですが、家というのは決して安い買い物ではありません。
これから一生住む家を買うという大きなイベントにどうしても慎重になってしまいます。
それならば、もう少し話を聞いてみたいと思い、後日改めて矢野工務店さんに連絡したところ、私達の家づくりの想いを聞いてほしいとの回答をいただき、改めてお伺いさせていただきました。
パワーポイントを使ってしっかりとしたプレゼンテーションを行っていただき、分かりやすい図や実例を交えて丁寧に説明してくれたのを聞いた私たちはこの人たちに任せておけば間違いない、きっといい家を作ってくれると確信し、家づくりをお願いすることにしました。
みんなで作りあげる家
家を作るとなればまず必要となるのが土地ですが、土地は幸いなことに比較的早く見つけることができました。しかし土地が見つかってからが大変で、家が欲しいと思ってから、建て始めるまでの期間が短すぎた私たちは、何をお願いすればいいのか分からず困ってしまいました。
すると、矢野工務店さんから渡されたのが1冊のノートでした。「この中に、どんなことでも良いので家に関する想いなどを書いてください」と言われ、これ幸いとばかりに書斎が欲しいだの家族の顔が見えるようにしたいだの具体的なこと抽象的なことも書きなぐってお渡ししました。
すると、少しの時間を置いた後にそれら全てを詰め込んだような間取りの家のプランが出来上がってきたのです。
初めてそのプランを見た時は心底びっくりしました。
もう少しで完成する私たちの家は、その1回目のプランからほぼ変わっていません。
それくらい想いを丁寧に形にしてくれました。
ほぼ変わっていない、というところもポイントです。
設計したプランでの建築が進んでいくうちに、やっぱりこうしたい、ここはこうしたいなどの細かいお願いがでてきたのです。
既に建築は始まっており、申し訳ないなという気持ちがありながらも打ち合わせの際に相談させていただくと、快く引き受けてくれるばかりか、打ち合わせに参加していただいたスタッフ全員で提案をたくさんしていただき、まるでこれから同じ家に住むかのような気持ちにさせてくれるくらい親身になってくれました。
「いい家」とは
こうして全員で一丸となって作り上げた私達の家「みそらハウス」がもうすぐ完成します。とても楽しみでつい先日も完成前の家に足を運び、これから始まる新生活を想像しながら中を歩いてみると、完成前でありながらも、「いい家」だなあとつくづく実感しました。
「いい家」の基準は人によってさまざまだと思いますが、私達の場合は、家づくりに対する様々な想いを全て受け止めていただき、0から共に作り上げてきたからこそ「いい家」になったのではないかと思います。
矢野工務店の皆様、本当にありがとうございました。